MOTA(モータ)のデメリットとは?実際に使ってわかった注意点と上手な使い方
MOTAってそもそもどんな一括査定?【基本のおさらい】
他サイトと違う「事前オファー型」って何?
一括査定と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、申し込んだ途端に業者から電話が次々にかかってくる、あの“しつこい営業攻撃”。
しかしMOTAは、それとは全く違う仕組みを持っています。
MOTAの最大の特徴は、「事前オファー型」。
これは、査定申込者の情報を元に、業者がネット上で金額を提示してくれるというもの。
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複数の業者が「いくらで買いたい」と金額を出してくれる
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ユーザーはそのオファー金額を見て、気に入った業者1社を選ぶ
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連絡を取るのは選んだ1社だけ。他の業者から電話は来ない
 
つまり、電話攻撃が来るのは「自分が選んだ1社」だけ。
これが、「しつこくない一括査定」として人気を集めている理由です。
電話がかかってこない仕組み
一般的な一括査定サイト(例:ズバット、ナビクル、カーセンサーなど)は、申込みと同時に複数業者に情報が自動送信されます。
すると業者は「早い者勝ち」で連絡しようとし、電話が数分おきに鳴ることも。
MOTAはその逆。
情報は一旦MOTAが預かり、業者はあなたに直接連絡できません。
オファー金額を出してくるだけなので、連絡があるのは「あなたが選んだ業者のみ」。
この「連絡のコントロールができる」という点が、多くの人にとって大きな安心材料となっています。
MOTAで査定できる条件や車種の傾向
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対応車種:国産・輸入車ともに幅広く対応
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年式目安:概ね15年以内/走行距離15万km未満が目安
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対応地域:全国(一部離島など除く)
 
ただし、地域や車種によっては「オファーが来ない」こともあり、これが後述するデメリットの一つです。
実際に使って感じたMOTAのデメリット3選
① オファーが少ない/地域・車種によっては0件も
これは筆者が体験したリアルな事実です。
都内在住・年式8年落ちのコンパクトカーで申込みした際、届いたオファーはわずか2件。
さらに地方在住の友人(10年落ちミニバン)は、オファー0件という結果に。
MOTAは「オファー制」であるがゆえに、需要が低い車種や地方エリアではオファー自体が集まりにくいのです。
💡補足:
ズバットやカーセンサーでは、提携業者がエリア・車種を問わず一括で電話をかけてくるため、逆にオファー数が増えやすい傾向があります。
② 実査定で金額が下がることがある(事前オファーとの乖離)
MOTAの事前オファーは、**写真・情報だけでの「仮の査定」**です。
実際に業者が現車を確認した際、以下のような理由で金額が下がる可能性があります。
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小さな傷や凹みが申告になかった
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タイヤの溝が少ない、バッテリーが劣化していた
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内装の汚れや匂いが強かった
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事故歴や修復歴があると判明した
 
こうした要素は「現車確認時」にしか分からないため、
事前オファーが60万円でも、実査定では55万円…というケースもあります。
③ オファーが届くまで24時間かかる=即日対応に向かない
MOTAの最大の特徴でもある「翌日18時の一斉オファー」ですが、
これは裏を返せば、**“申し込んですぐには何も起きない”**ということです。
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今日申し込んでも、明日18時まで何も連絡が来ない
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即日で売りたい人・時間がない人には向かない
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その間に「他の査定サイトを見てみたくなる」不安も…
 
忙しい会社員や、急いで売りたい人には、この“待ち時間”がネックになるかもしれません。
SNSや口コミで見つかった他のネガティブな声
価格差に不満(「もっと高く売れたかも?」)
口コミでは「オファーが来たけど安すぎる」「他社の方が高かった」という声もあります。
MOTAのオファーは**最初の“目安金額”**であり、絶対ではありません。
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「他社と比べて5万円も安かった」
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「1社しか来なかったから比較できずに損した気分」
 
といった声もありました。
連絡が全く来なくて逆に不安になった
「しつこくない」を超えて、何も連絡が来なさすぎて不安になったという口コミもあります。
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「本当に申し込めてるの?」
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「オファーはいつ来るんだっけ?」
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「他の査定みたいに“今動いてる感”がなくて不安」
 
この「静かすぎる不安」も、MOTA特有の落とし穴かもしれません。
地方はやっぱり弱い?
地方在住ユーザーのレビューを見ると、業者の数が限られていてオファーが来ないというケースが多数見られました。
特に、
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離島・山間部・北海道・九州の一部エリア
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年式が古すぎる車(15年落ち/過走行)
 
などは、業者側も買い取りに消極的になるためオファーがゼロになるリスクが上がります。
MOTAが向いている人・向いていない人
MOTAに向いているのは「慎重派で営業嫌いな人」
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営業電話が苦手/知らない番号からは絶対出たくない
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一括査定を使いたいけど、不安が勝って踏み出せない
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ネットで情報収集してから、自分で選びたいタイプ
 
こんな“慎重派”には、MOTAがピッタリです。
高く売りたい&時間に余裕がある人も◎
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時間に余裕がある(明日や来週でもOK)
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比較して納得してから売りたい
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洗車・写真撮影などの準備もやれる人
 
こういった人は、MOTAで「最高オファーを引き出してから売る」戦略がハマります。
即日売却したい・業者と直接交渉したい人はズバット系が合うかも
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今日中に価格を出してほしい
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自分から業者に連絡して交渉するのが得意
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複数社とやり取りするのは気にならない
 
こうした人には、MOTAよりズバット車買取などの即時対応型サービスの方が合っている可能性があります。
デメリットを知ったうえで「正しく活用」する方法
「オファーが少なければ他サイトと併用」がベスト
MOTAでオファーが少なかったり、金額に納得できないと感じたら…
👉 ズバットやカーセンサーを“追い査定”として併用するのが正解です。
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まずはMOTAで“静かに”高値を探す
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足りなければ他のサイトで“攻める”査定
 
この使い分けで、しつこさと価格のいいとこ取りが可能になります。
「写真の撮り方」で金額は大きく変わる
MOTAでは事前に送る写真が唯一の判断材料です。
つまり、写真次第で数万円変わることもあるのです。
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晴れた日の昼間に
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正面・側面・内装・メーター・書類
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ピンぼけ・暗い写真はNG
 
カメラよりも「清潔感と光」が重要です。
「断るのが怖い」人にもやさしい設計
MOTAでは、オファーが来ても必ず売らなければいけないわけではありません。
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「この価格じゃ納得できないな…」
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「もっと高く売れるかも」
 
と思ったら、そのままスルーOKです。
業者から電話が来ることもないので、断るストレスがゼロなのです。
失敗しない申込みタイミングと活用フロー
申込におすすめのタイミング:
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3月・9月の決算前(価格が上がりやすい)
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売却まで1週間程度の余裕があると◎
 
おすすめの活用フロー:
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MOTAで申し込み&写真送付(準備)
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翌日18時にオファー確認
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金額がよければ連絡、微妙ならズバットで追い査定
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ベストな業者と成約&引き渡し
 
この流れなら、しつこくない&高く売れるの両立ができます。
まとめ|MOTAは“合う人には最高”。デメリットを把握すれば怖くない
MOTAは他の一括査定と比べてユーザー主導で売却が進められるのが最大のメリット。
ただし、全員に合う万能サービスではないことも事実です。
✅ MOTAのデメリットまとめ
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オファーが来ないこともある(車種・地域による)
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実査定で下がることがある(乖離リスク)
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オファーに時間がかかる(即日対応不可)
 
✅ MOTAをうまく使うコツ
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写真をしっかり撮る
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他のサービスと併用する選択肢も持つ
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時間に余裕があるときに使う
 
