車の2台持ちは家計の重荷?セカンドカーを手放す判断基準
「うちは車が2台。田舎だから仕方ない」「夫の通勤用と、私の買い物用」——そんな2台持ちのご家庭、多いですよね。でも家計簿を見るたびに、車の欄の重さにため息が出ていませんか。
セカンドカーは「持っていて当たり前」ではなく、「家計にとって本当に必要か」を定期的に見直すべき固定費です。この記事では、子育て家庭の目線で、2台目の車を持ち続けるか手放すかの判断基準を整理します。
セカンドカーの維持費は「見えない固定費」
2台目の車には、ガソリン代以外にも毎年確実にかかるお金があります。代表的なのが税金です。軽自動車なら軽自動車税(種別割)が年10,800円、コンパクトカー(排気量1,000cc超〜1,500cc以下・2019年10月以降の新規登録)なら自動車税(種別割)が年30,500円かかります(出典:総務省「2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります」)。
さらに任意保険、車検、駐車場代、タイヤなどの消耗品。金額はお住まいの地域や契約条件で大きく変わりますが、「ほとんど乗っていない2台目」にも、乗っている1台目とほぼ同じ固定費がかかり続ける——これがセカンドカーの見えにくい負担です。
手放すかどうかの判断基準は3つ
基準1:月に何回乗っているか
直近3か月のカレンダーを振り返って、2台目に乗った日を数えてみてください。月に数回しか乗っていないなら、その1回あたりのコストはかなり割高になっている可能性があります。
基準2:代わりの手段で暮らせるか
カーシェア、タクシー、電動自転車、ネットスーパー。「2台目がないと本当に無理か」を具体的な場面ごとに書き出すと、意外と代替が利くことも、逆に「これは車がないと厳しい」という場面もはっきりします。送迎や通院など、譲れない用途がある場合は無理に手放す必要はありません。
基準3:手放したお金と固定費で何ができるか
車を売ったお金と、毎年浮く維持費。それを教育費や積立に回したら何年でいくらになるか——ここまで計算して初めて、「持ち続ける価値」と比べられます。
モデルケース|2台目の軽を手放したら?
※以下はモデルケース(架空の例)です。地方在住のBさん一家は、夫の通勤車と妻の軽自動車の2台持ち。妻の車は月3〜4回の買い物だけになっていました。維持費を書き出し、電動自転車とカーシェアで代替できると判断して売却。売却額に加えて毎年の固定費が浮き、家計の見直しとしては大きな一歩になりました。もちろん、送迎や仕事で毎日使うご家庭では逆の結論もあり得ます。大事なのは「なんとなく維持」をやめて、数字で選ぶことです。
手放すと決めたら「高く売る」が最後の仕上げ
手放すと決めたら、次は売り方です。1社だけの査定で決めてしまうと、相場より安く手放してしまうことがあります。「営業電話がしつこそう」と一括査定をためらう方も多いですが、オークション形式で複数の買取店が入札するサービスなら、やり取りの窓口は1つのまま、相場感をつかみながら高値を狙えます。査定額を知るだけでも「持ち続ける/手放す」の判断材料になるので、まず値段を見てから決めるのが賢い順番です。
手放す前のミニチェックリスト
売却を決める前に、次の4つだけ確認しておくと後悔がありません。①車内の私物と子どものグッズ(チャイルドシートの下も忘れずに)②自動車保険の扱い——2台目を手放す場合、その車の契約をどうするか保険会社への連絡が必要です ③車検証・リサイクル券など書類の場所 ④家族の同意。特に保険は、手続きひとつで無駄な保険料を払い続けてしまうこともあるので、売却と同じタイミングで必ず見直しましょう。
まとめ|セカンドカーは「聖域」にしない
2台持ちが悪いわけではありません。ただ、税金だけでも毎年確実に出ていく固定費だからこそ、「本当に必要か」を年に1度は見直す価値があります。手放すときの税金の扱いは車を売ると自動車税は戻る?損しない手放し方で、1台目の買い替え時期の考え方は車の買い替えは何年がお得?家計で考える乗り換え時期で詳しく解説しています。家計の「車の欄」を、今日少しだけ軽くしてみませんか。
