ガソリン暫定税率廃止|2026年ママ家計の見直し術
「ガソリンの暫定税率が廃止されたって聞いたのに、給油するたびに財布が痛い……」。そんなふうに感じていませんか。私自身、12年間ペーパードライバーだったのに3歳の子どもを乗せて運転を再開してから、毎週のように給油をするようになりました。ニュースで「ガソリンが安くなる」と聞いたときは、正直ほっとしたのを覚えています。でも実際の値段を見て、「あれ、思ったより下がっていない?」と首をかしげたママは、きっと私だけではないはずです。
「安くなるはずなのに高い」――この違和感の正体を知ることが、家計を守る第一歩です。
問題の本質は「税金が下がっても、価格は別の力で動く」こと
まず事実を整理します。ガソリンにかかっていた暫定税率(1リットルあたり25.1円)は、2025年12月31日に廃止されました。軽油の暫定税率(1リットルあたり17.1円)も2026年4月1日に廃止されています。これで本来の税率である1リットルあたり28.7円だけが残る形になりました。数字だけ見れば、確かに大きな値下げです。
ところが家計の実感は別物でした。2026年に入ってから原油価格が高騰し、暫定税率廃止による値下げ効果がほぼ相殺されてしまったのです。政府は2026年3月19日の出荷分から緊急の補助金を再開し、全国平均を1リットル170円程度に抑える方針を示しました。つまり「税金は下がったのに、世界の原油価格という外の力で店頭価格が押し上げられている」というのが、いまのガソリン事情の本質です。(出典:資源エネルギー庁「ガソリンの暫定税率廃止について」)
ここで大事なのは、私たち家計の側で「ガソリン価格そのもの」をコントロールすることはできない、という事実です。だからこそ、コントロールできる部分に目を向ける必要があります。
ガソリン代が家計を圧迫する3つの原因
原因1:そもそも「乗りすぎ」になっている
運転を再開すると、車が便利すぎて「すぐ近くのスーパーも車」「雨だから車」と、つい何でも車で行くようになります。私もそうでした。気づけば1週間で2回も給油していて、月のガソリン代が想像の倍になっていたのです。価格が高いときほど、「走った距離」がそのまま支出に跳ね返ります。
原因2:ガソリン代だけを見て、車全体の固定費を見ていない
ガソリン代は毎回支払うので目立ちますが、車のお金はそれだけではありません。自動車保険、駐車場代、車検、税金、メンテナンス費……。これらは「固定費」として静かに毎月家計から出ていきます。ガソリン代の数百円に一喜一憂している間に、もっと大きなお金が見直されないまま流れ続けていることが多いのです。
原因3:燃費の悪い車に「なんとなく」乗り続けている
同じ距離を走っても、燃費の良し悪しでガソリン代は大きく変わります。子どもが生まれる前に買った大きな車に、ライフスタイルが変わった今も惰性で乗っている――そんなケースは珍しくありません。「この車は、今の我が家に本当に合っているのか」を問い直さないこと自体が、見えない出費を生んでいます。
解決方法:家計目線で「車のお金」を3層で見直す
私が実践してきたのは、お金のプロが説く「固定費を下げて家計の土台を固める」という考え方です。ガソリン代という変動費だけでなく、車のお金を「乗り方・固定費・車そのもの」の3つの層に分けて見直すと、ぐっと効果が出ます。
- 第1層・乗り方:近距離は徒歩や自転車に切り替える、急発進・急ブレーキを減らすエコドライブを意識する。これだけで月のガソリン代は数百円〜千円単位で変わります。
- 第2層・固定費:自動車保険を年に一度は見直す、使っていない特約を外す、駐車場代を相場と比べる。固定費は一度下げれば効果がずっと続きます。
- 第3層・車そのもの:ライフスタイルに合っていない車なら、燃費の良い車への乗り換えや、思いきって手放す選択も検討する。ここが一番大きな見直しになります。
たとえば第1層なら、平日の近距離移動を徒歩や自転車に切り替えるだけで月の給油回数を減らせます。第2層では、自動車保険の特約を見直すことで年間1万円以上の節約につながるケースもあります(※モデルケース)。小さな見直しの積み重ねが、想像以上に効いてくることがあります。
とくに第3層は腰が重くなりがちですが、「いまの愛車にいくらの価値があるか」を知るだけで、家計の選択肢は一気に広がります。査定額がわかれば、「乗り換えても意外と負担が小さい」と気づけることもありますし、逆に「今の車を大事に乗り続けよう」と納得できることもあります。どちらに転んでも、数字を知っているほうが後悔のない選択ができます。
今日からできる具体的なアクション
- 直近3カ月のガソリン代をスマホのメモやレシートで合計し、月平均を把握する。
- 「車で行ったけど歩けたな」という移動が週に何回あったか思い出し、1つ減らしてみる。
- 自動車保険の証券を引っ張り出し、補償内容と保険料を確認する(更新月の2カ月前が見直しの好機です)。
- 今の車の価値を無料査定で調べ、「持ち続ける・乗り換える・手放す」の判断材料を手に入れる。
4つすべてを一気にやる必要はありません。まずは「数字を見える化する」ことが、ムダな出費に気づく一番の近道です。
まとめ:価格に振り回されず、家計の土台を整える
ガソリンの暫定税率は廃止されましたが、原油高や補助金の動きで店頭価格は私たちには読めません。だからこそ、コントロールできる「乗り方・固定費・車そのもの」を見直すことが、ママの家計を守る確かな方法です。車のお金を「乗り方・固定費・車そのもの」の3層で見直しておくと、ガソリン価格のニュースに一喜一憂せずに済むようになります。
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